新しい領域へ
今朝10時に撮影した某現場
11月4日(月)“建売”と一言で片づけてしまうにはあまりにも軽い。不動産業者が土地を購入し付加価値として建物を建てて販売することを“建売”というので致し方ないのだが…。新しい領域の建築に入ったと実感する現場だ。
何処かで会ったことがあるが当初気が付かなかった一級建築士。そうだ、北さんのお店で生産者を呼んで企画したワイン会での引き合わせが初だった。秩父兎田ワイナリーの再建において、建築士と打合せをするということを聞いて、同席させてもらったのが再会のきっかけだった。それから程なくして今回の設計に至ることなる。わが社の分譲プロジェクトとしては遂に第6フェーズに入った。
分譲を始めたのは私がこの会社に入社して4年目の頃だ。最初は管理していた駐車場のオーナーさんが資産整理のために売却を検討していた矢先のことだった。それまで仲介をして、建売分譲業者に土地を買ってもらっていたが、地元で長年管理させてもらってきた勝手知ったる不動産。当然愛着もある。そして、賃貸ユーザーや仲介事業を通して購入者の声を一番身近で聞き取ってきた実績もある。運よく素晴らしい建築会社と縁あってお付き合いしたことで第一号に着手できた。当初は反対もあった。
あれから15年、今では17区画の開発を手掛けるまでになってきた。正に地図に残る仕事で“明るい豊かなまちづくり”を行っている。会社の規模は大きくないが、不動産業を通じて未来を開いていく事業や仕事はとても大きい。今年は建築部もつくり走り出しているところ…。そんな中、一級建築士の大江さんと知り合い、此度のプロジェクトとなった。彼の発想や着想眼はとても面白いし勉強になるものばかりだ。
↑写真は玄関。どの様に他の空間と絡んでいくのか楽しみではないだろうか。
2階洋室前の西側バルコニー
↑↑↑西側は某賃貸仲介業者の管理するマンションの敷地なれど、旗竿上の土地なので、6m以上の空地がある。この西側に限らずだが、バルコニーは屋根の下に位置しているため、この家がどのような間取りになっているのか外からでは分からないようになっている。
中々攻めているなぁ…と思う屋根勾配だ。目いっぱい採光を取るために工夫されている。
南側バルコニーも屋根の下に位置している。外からの美観を損なわない工夫があちらこちらにちりばめられている。
この建築物の良さは完成しないと分からないかもしれないと思う次第。明日へと続く。
会社は明日5日~7日の木曜日まで、社員研修旅行の為お休みとさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。