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不動産売買で失敗しない!初心者が知っておくべきトラブルの対策法

不動産売買で失敗しない!初心者が知っておくべきトラブルの対策法

 

不動産売買は、人生の大きな岐路に立たされる重要な取引です。しかし、専門知識の不足や不慣れな交渉が原因で、トラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。高額な資金が動く不動産取引だからこそ、失敗は許されません。
そこで本記事では、不動産売買の基礎知識から、よくあるトラブル事例とその対処法、信頼できる不動産会社の選び方まで、初心者の方でも安心して売買に臨めるようなポイントを詳しく解説します。

不動産売買の基本的な流れ

不動産売買は、売却と購入で流れが若干異なりますが、基本的には似たようなプロセスをたどります。まずは、その大まかな流れを確認しておきましょう。

情報収集と条件の整理

売却の場合は、所有する不動産の情報を整理することから始めます。物件の種類、所在地、築年数、設備、現状の価格などを把握しておくことが重要です。一方、購入の場合は、希望する物件の条件を明確にしておく必要があります。予算、立地、広さ、間取り、築年数など、優先順位をつけて整理しましょう。

価格査定(売却時)、資金計画(購入時)

売却時は、不動産会社に依頼して物件の価格査定を行います。近隣の取引事例や市場動向を踏まえ、適正な売却価格を算出してもらうのです。購入時は、予算に基づいて資金計画を立てることが肝心です。自己資金と借入金のバランスを考え、無理のない返済プランを組み立てましょう。

売買活動(内覧、広告等)

売却の場合、不動産会社が購入希望者を募るための広告を出稿し、内覧の日程を調整します。買主候補が現れたら、売主は物件の状況を正直に伝え、売買条件の交渉に臨みます。購入の場合は、希望に合う物件を探し、実際に内覧して物件の状態を確認します。気に入った物件があれば、売主側と条件交渉を行います。

売買条件の交渉・合意

売却・購入のどちらの立場でも、価格や引渡し時期など、売買条件の交渉はとても重要です。売主と買主の間で、または不動産会社を介して、相互利益のある合意を目指すことが望ましいでしょう。合意に至れば、売買契約の締結に進みます。

契約締結

合意した内容を売買契約書に落とし込み、売主と買主が署名・捺印します。宅地建物取引士による重要事項の説明を受け、手付金の授受も行います。宅建事業者の事務所等で契約した場合は、契約締結後は、クーリングオフができないため、契約内容は慎重に吟味する必要があります。

決済・引渡し

決済当日、買主は残代金を支払い、売主から不動産の引渡しを受けます。この際、登記に必要な書類や物件の鍵などを受け取ります。物件の最終確認(表示登記の確認を含む)を行い、問題がなければ決済完了です。

登記と税務処理

買主は、所有権移転登記を行い、不動産の所有者としての権利を取得します。また、固定資産税や都市計画税など、各種税金の名義変更手続きも必要です。売主は、不動産譲渡所得税の申告と納税を行います。
売主にとっては適正価格での売却が、買主にとっては希望条件に合った物件の購入が目標となります。しかし、どちらも多額の金銭が絡む取引であり、十分な注意を払わなければなりません。売買の流れを理解し、節目ごとに適切な判断を下すことが重要です。

不動産売買に必要な専門知識

不動産売買は、私たちにとって馴染みの薄い分野かもしれません。取引を円滑に進めるためには、不動産に関する専門知識を身につけておくことが大切です。ここでは、おさえておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。

不動産市場や価格の相場感

売却時の価格設定や、購入時の予算組みのために、地域の不動産市場動向や価格相場を把握しておくことが重要です。物件種別(戸建て、マンション、土地など)や地域ごとの需要と供給のバランス、直近の取引事例などを参考に、適正価格の目安をつかみましょう。
国土交通省が公表している「不動産情報ライブラリ」を活用するのもよいでしょう。地元の不動産会社に相談して、専門家の意見を聞くのも一案です。

必要書類と手続きの流れ

不動産売買では、多くの書類が必要となります。売主側は、印鑑証明書、登記簿謄本、固定資産税の納税証明書、建物の図面など、物件に関する書類を準備しなければなりません。買主側は、住民票、所得証明書、融資の事前審査結果通知など、資金面の証明書類が求められます。

また、売買契約の締結、物件の引渡し、所有権移転登記など、手続きの流れを理解しておく必要があります。書類の不備や手続きの遅れは、取引のスムーズな進行を妨げる恐れがあります。

売買にかかる費用や税金

売買価格以外にも、印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税など、さまざまな費用や税金がかかります。売主は、仲介手数料や譲渡所得税の負担を考慮しなければなりません。買主は、登記費用や火災保険料なども加味して、総費用を算出する必要があります。

これらの費用を事前に把握し、資金計画に織り込んでおくことが重要です。想定外の出費により、資金繰りが苦しくなる事態は避けたいものです。

住宅ローンに関する知識

マイホームの購入には、多くの場合、住宅ローンが不可欠です。金融機関によって、金利タイプ(固定・変動)、返済期間、借入限度額などが異なります。事前審査の申込みから実行までの流れや必要書類についても理解が必要です。
返済計画は、将来の収入や支出を見通して無理のないものにしなければなりません。変動金利の場合は、金利上昇リスクも考慮に入れましょう。住宅ローン減税など、税制面の知識も役立ちます。

不動産関連の法律や権利関係

不動産取引には、民法、宅地建物取引業法、借地借家法など、さまざまな法律が関わってきます。トラブル防止のためにも、関連法規の基礎知識は欠かせません。

物件の権利関係(所有権、抵当権、賃借権など)を調査し、瑕疵がないかを確認することも重要です。専門的な判断が難しい場合は、弁護士や司法書士に相談するのも一案でしょう。

不動産売買のよくあるトラブル事例と対処法

不動産売買は、高額な取引であるがゆえにトラブルも起きやすい分野です。実際によく見られるトラブル事例とその対処法について、詳しく解説していきます。

仲介手数料に関するトラブルと対処法

不動産の売買や賃貸の仲介を行う不動産業者には、その対価として仲介手数料が支払われます。この手数料をめぐって、買主・売主とトラブルになるケースが少なくありません。

たとえば、「聞いていた金額と違う」「後から高額な請求をされた」といった事例です。仲介手数料の上限額は宅地建物取引業法で定められているため、法外な請求は断る勇気も必要でしょう。

対処法としては、複数の不動産会社から提示された見積もりを比較し、納得できる条件の業者を選ぶことが大切です。契約時に、手数料の計算方法や金額を書面で確認し、不明点は必ず質問しましょう。

媒介契約に関するトラブルと対処法

不動産売買の媒介契約には、専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があります。専属専任媒介契約を結ぶと、1社の不動産会社に売却活動を任せきりにすることになります。

この場合、売主にとっては不利な条件での売却を強いられるリスクがあります。他の買主候補が見つかっても、仲介業者がその情報を伝えない可能性もあるのです。

トラブル回避には、不動産会社の実績や信頼性を見極めることが重要です。売却活動の進捗状況を定期的に確認し、疑問点は速やかに指摘する姿勢も必要でしょう。

契約解除に関するトラブルと対処法

買主が住宅ローンを組めずに資金調達ができない、売主側に瑕疵があった、といった理由で売買契約の解除を申し出るケースがあります。

契約書にローン特約や瑕疵担保責任の規定がないと、解約の可否や違約金の負担をめぐって紛争に発展しかねません。

未然防止のためには、契約前に資金計画や物件のチェックを入念に行うことが大切です。契約解除の条件や手続きについては、細かく契約書に記載しておくべきでしょう。

支払いに関するトラブルと対処法

代金の支払いをめぐるトラブルとしては、決済日に買主から代金が振り込まれない、手付金の支払いはあっても残金が払われない、などの事例が見られます。

こうしたケースでは、売主側が不動産を引き渡せないために、次の売却計画に支障をきたすおそれもあります。

対策としては、買主の資力を事前に確認し、万一の場合の損害賠償について契約書に明記しておくことが有効でしょう。

契約不適合責任(瑕疵担保責任)に関するトラブルと対処法

不動産物件に、雨漏りや構造上の欠陥、土壌汚染などの契約不適合(瑕疵)があった場合、売主が買主に対して責任を負うのが原則です。

ただし、宅地建物取引業法では、特約により売主の瑕疵担保責任を免除することが認められています。

売主としては、契約前に建物検査を実施し、欠陥の有無を確認しておくことが賢明です。買主としては、契約書の免責規定をよく吟味し、必要に応じて保証を求めるべきでしょう。

不動産売買のトラブルを未然に防ぐ方法

不動産売買では、トラブルを避けるために事前の備えが何より大切です。ここでは、トラブルを未然に防ぐための具体的な方法をご紹介します。

不動産売買の基礎知識を身につける重要性

不動産取引に関する法律や税金、価格査定の方法など、基礎知識を学んでおくことは大変重要です。取引の全体像を理解し、適切な判断ができる目を養うことが求められます。

書籍やウェブサイト、セミナーなどを活用し、体系的に学習するのがおすすめです。不動産取引の手引書や不動産関連団体が発行する冊子なども参考になります。

知識があれば、不動産会社との交渉でも対等な立場で臨むことができます。不明点を質問したり、疑問点を指摘したりする姿勢が大切です。

契約書の確認とあいまいな点をなくす工夫

売買契約書は、取引の内容を明文化した重要な書類です。契約当事者の権利と義務、物件の詳細、代金の支払い方法、引渡しの時期など、あいまいな点を残さないように注意が必要です。

特に、契約解除や瑕疵担保責任に関する条項は、トラブルに直結する可能性が高いため、慎重に吟味しなければなりません。専門用語の意味が分からない場合は、弁護士や司法書士など専門家に相談するのも一案です。

また、契約書に記載のない口頭での約束は、後々のトラブルの原因になりかねません。合意事項はすべて書面化し、契約書に盛り込んでおくことが賢明でしょう。

起こりやすいトラブル事例の理解と対策

仲介手数料、媒介契約、契約解除、支払い、瑕疵担保責任など、不動産売買ではさまざまなトラブルが起こりえます。これらの事例を研究し、発生メカニズムや対処法を理解しておくことが大切です。

国土交通省や裁判所のウェブサイトでは、不動産取引に関する紛争事例が公開されています。具体的なケースを知ることで、トラブル回避の知恵が身につくはずです。

起こりうるトラブルを想定し、未然に防止する工夫を怠らないことが肝要です。万が一の場合の損害賠償についても、事前に取り決めておくとよいでしょう。

信頼できる不動産会社選びのポイント

不動産売買の成否は、仲介業者の選択にかかっているといっても過言ではありません。信頼でき、実績のある不動産会社を見つけることが何より重要です。

選定の際は、宅地建物取引業者としての免許や実績、財務状況などをチェックすることが大切です。過去のトラブル事例の有無も重要な判断材料となります。

地域密着型で長年の実績がある会社や、専任の宅地建物取引士が在籍する会社などは、信頼できる可能性が高いといえるでしょう。

信頼できる不動産会社の見極め方

不動産売買で最も重要なことの一つが、信頼できる不動産会社を選ぶことです。優良な不動産会社に出会えれば、売買はスムーズに運びます。逆に、悪質な業者に引っかかれば、トラブルに巻き込まれる恐れもあります。
では、どのようなポイントをチェックすれば、信頼できる不動産会社を見極められるのでしょうか。

宅建業者の義務を守っているか確認する

宅地建物取引業法では、宅建業者に守るべき義務が定められています。例えば、事務所への標識の掲示、取引士の設置、報酬額の掲示、重要事項の説明など、数多くの義務があります。

これらの義務を誠実に果たしている会社は、信頼できる可能性が高いといえます。逆に、義務を怠っている会社は、コンプライアンス意識に欠ける恐れがあります。

事務所を訪れた際に、標識や掲示物、従業員の対応などをチェックしてみましょう。専門家としての自覚と誇りを持って仕事に臨んでいるかどうかも、判断の材料になります。

宅建業者としての実績をチェックする

不動産会社の実績も、信頼性を測る重要な指標です。長年にわたって地域に根ざした営業を続け、多くの取引実績を積み重ねている会社は、信頼に値するでしょう。

一方、営業年数が浅く、取引実績が乏しい会社は、トラブル対応の経験が不足している可能性があります。

宅建業者名簿や免許申請書を閲覧すれば、会社の営業年数や取引実績、財務状況などを確認できます。これらの情報は、都道府県庁や国土交通省の地方整備局で入手可能です。

過去のトラブル履歴を調べる方法

不動産会社の信頼性を見抜くには、過去のトラブル履歴をチェックすることも欠かせません。国土交通省のウェブサイトでは、宅建業者の行政処分履歴を検索できます。

行政処分を受けた業者は、宅地建物取引業法に違反した可能性が高いため、注意が必要です。処分内容を確認し、トラブルの背景を考察することが大切です。

また、利用者からの評判を集めるのも一案です。ウェブ上の口コミサイトや、知人・友人からの情報を参考にしてみましょう。ただし、根拠のない誹謗中傷には惑わされないよう注意が必要です。

まとめ

不動産売買は、人生の大きな岐路となる重要な取引です。信頼できるパートナーを見つけることが、何より大切な選択ポイントとなります。

会社選びには十分な時間をかけ、資料や情報を入念にチェックすることが肝心です。優良な不動産会社と出会えれば、円滑な取引とともに、資産価値の向上も期待できるはずです。

武蔵浦和で不動産売買をご検討の方は、ぜひ地元密着型の不動産会社である埼京ホームにご相談ください。

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