選考
腹筋ローラーで頭を空っぽにする(腹筋は相当痛い)
4月10日(金)2021年度卒対象の会社説明会と同時に選考が始まった。学生の皆さんは、就活を始める頃には、真坂このような状況になろうとは夢にも思わなかったであろう。お互い大変な状況であるが、会社説明会は軒並みキャンセルになっているし、色々な会社を見聞きする機会が減って苦難の時代だと思う。そんな中、先日行った会社説明会の参加学生の何名かが、選考に来てくれたところだ。
2012年経営者仲間の北君と没頭した経営資質向上について、“人を見抜く力”と題した講演会に際し話をしてくれた樋口弘和さんの著書を引っ張り出した。当時、手垢が付くまで何度も読みふけった本は今でも時折開いて見ることがある。『まさか面接で志望動機は聞いていないでしょうね?』と始まる一文が印象的だ。面接に限らないが、人を見分けようとするとき、どうしても第一印象に頼りがちになる。言い換えれば「好み」で人を見てしまうわけだ。
キャリア採用と違って学生の場合はそもそも履歴がない。人が成長するに欠かせない要素は「素直さ」と「自ら高い目標を掲げ達成しようとする力」だ。さて履歴がない人の何にフォーカスして人を見るのか、それこそが肝だ。私たちは、自社の価値観に合った優秀な人材を見抜いて、口説いて採用すること。そしてしっかり育成し定着させること。企業が組織力の成長スパイラルをキープしていくためには、このプロセスを確立する以外にはないのだと思う。明日へと続く。