舞台“生きる”鑑賞
“生きる”のカーテンコール
13日(月)明石家さんまさんやビートたけしさん、片岡鶴太郎さんなど数々の名優達がレギュラー出演していた、私が小学生当時に放映された“オレたちひょうきん族”最後に出てくる懺悔の神様。その神様役をしていたブッチー武者さんが座長を務める舞台“生きる”を埼玉会館大ホールにて鑑賞した。
認知症になってしまった母親を懸命の介護の末、その息子が母の首を絞めて殺害してしまうというあらすじだ。人様に迷惑をかけてはいけないという父親のいいつけをかたくなに守り、福祉事務所に何度もかけ合うも生活保護申請を断られ、他人事の親戚筋と、誰にも頼ることができなかった息子。他人ごとでは済まされない事柄と、鬼気迫る演技に引き込まれた次第だ。人が人を支える、むしろ家族という一番身近な存在と認知症という過酷な事実をどのように受け止め生きていくのか、今後も我こととして考えなければならない深刻な問題だ。
懺悔の神様:ブッチー武者さん
明日へと続く…。