管理物件入居率(10月末)

98.30%

大宮南銀座の中清(なかせい)で小休止

身の危険を感じるということはそれ程多くはない昨今ながら、正に命に係わるほどの緊張を体感した昨日の一時の話。

この日、私は予定より早めに終わった出張先の滋賀医科大学病院から京都へと戻り、急ぎ伊勢丹京都イートパラダイスにて昼食をとったあと、新幹線を乗り継いで大宮へ。そしてJR川越線に乗り換えて「西大宮」駅に降り立った。それまでずっと雲一つない気持ちのよい快晴であったのだが、目的地である建築中の戸建を見学しているところまでは良かったが、モデルハウスとして公開している分譲地まで来る頃には急に雲がかかってきていた。

そして、モデルハウス内を見学途中で大粒の雨が…。

『しばらくこの家の中で待機してなきゃならん』

そう思ってジッとしていたが、『これからますます酷くなって嵐が南下する』と周りの人間がそう言って追い出しをかけられてしまたため、重い腰を上げヒョウを体に受けつつ車に乗り込んだ。そうこの時、今思えば一番大変な時分だったのだろう。見る見るうちに道路は冠水し、横殴りの雨に交じって大粒のヒョウ。車のボディを打ち付ける塊に恐怖を覚え、運転している石山主任は震えが止まらぬ大緊張のドライバーとなったのである。

嵐も弱まり緊張のほぐれた石山主任をねぎらうため大宮の中清(なかせい)で一杯やってから帰ることにした。結局のところ焦らず帰らなくて良かったのだ。そのあと旧中山道は大渋滞だったというから末恐ろしい。石山君とはその後程なくして別れたが、私はというと代行が捕まらずに結局もう一軒飲みに行って、最後は酩酊状態まで酔っぱらってしまったのだ…