ファサードにこだわって
最後の仕上げを残した門柱(壁)
11月14日(土)ご成約、真におめでとうございます。いつもながら大切に育てた愛娘を嫁にやるような親の気持ち、この時ばかりは嬉しい気持ちと寂しい気持ちと両方がないまぜになって、めでたくも複雑な心境であります。恩師の個展をきっかけに、家の中で好きな絵を鑑賞できるような寛ぎの空間と、外観のファサードにこだわって、外から間取りが分からないような造りに気遣いながら、壁で覆い隠すのではなく、植栽達で外と内を緩やかに仕切るように仕上げたかった。
家はそこに住まう人によってつくられる空気がある。誰が見ても“素敵な家だ”と思ってもらえるように設え、その空気は決して邪魔することはないが、素敵な夫婦に見初めてもらった。幸せだと思う…。こだわり過ぎて残ってしまった外構の壁をどのように仕上げるか、再び頭の回転を速める時だ。明日へ続く。