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下草ⅰタマリュウ

下草の代表格タマリュウ

8月10日(月)前日よりもだいぶ家を出るのが遅くなった山の日。鹿手袋7丁目の現場を終えて朝7時40分、コリーナベルデ大谷口では工事車両でごった返していた。既にお住いの方々への迷惑にならないよう車の置き場に配慮しなければならないが、水やりも素早く済ませなければもう既にかなり暑い…。朝一から汗だく必至だ。

そんな汗だくになりながら水やりをしている私に、気のせいか話しかけてくれた植栽を紹介する。

下草の代表格タマリュウだ。正式名称はわからないが、竜のひげとかジジコとか言われていることをよく耳にする、こぶし大位の大きさでモサっとしたハリネズミにような格好だ。駐車スペースの目地切やブロック境によく植えられている。日照りにも強く多少踏みつけられてもへっちゃらで使い勝手の良いやつだ。

引き渡し後に一切水をやらない方もいて、鮮やかな緑色が黄色く変色していることがあるが、色が抜けているのは水枯れでダメになってしまった証拠だ。若しくは、せっかく植えたのに、全部引っこ抜いて砂利を敷いている場面も目にすることもある。なんとも残念なことだ。今後は自然を大切にしていただけない方にはご遠慮いただこうかとさえ思うところだ。

このタマリュウ、根付けば放っぽらかしにしていても、余程のことがない限り枯れることはない。そして、もっさりと茂って一つ一つの区切りが分からないくらいになると、雑草の生えることがほとんどない。おそらく、モッサモッサのタマリュウの葉に阻まれて、種が土につく前に飛ばされてしまうのだと考えられる。

少々時間はかかるが、そこに住まう人の思いと共に成長する可愛いやつだ。明日へと続く…。