埼京ニュース3月号もZEH
後ろに微かに映り込む川口課長
先日にも紹介したZEH。今月の埼京ニュースにもトピックス03として紹介している。
近年、様々な分野で見かける「環境配慮」「脱炭素」という言葉。レジ袋有料化を代表に、環境問題への取り組みは私たちの生活にも直接的な影響を及ぼすようになりつつあります。そして、こうした動きは「住まい」を担う私たち不動産業界も例外ではく、むしろ大きな要因の一つに挙げられる人の生活に直結するところなのです。
ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略で、具体的には、1.断熱性能2.省エネ性能3.創エネ性能の3つの項目で一定基準をクリアしている高性能住宅を指します。特にポイントとなるのは「使うエネルギーよりも創るエネルギーの方が多い」という状態。つまり「正味でゼロエネルギー」となるような環境を構築することにあります。
屋根や外壁・窓には高効率素材を使用し、設備には高効率の給湯器や空調設備、床暖房、LED照明などを採用することで、エネルギー使用量を削減し、その削減されたエネルギーを太陽光発電による創エネでカバーする…というのが大まかなZEHのイメージです。
政府は2050年までの「カーボンニュートラル(正味での温室効果ガス排出ゼロ)」を宣言しており、その達成に向けて「住宅については、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」と政策目標を設定。ZEH化に補助金制度を整備し、特に注文戸建住宅ではZEHの普及が進みそうだとの予想をしている。
私たちの分譲住宅でこのZEHが実現できないか、一級建築士の大江氏に相談をしたところであったのだが…。ZEHビルダー/プランナーを登録しているところが設計・建築を行わなければならないという。既にこの時点で相当の手間と時間がかかることが判明。今のわが社で補助金を受けるためにはかなりハードルが高そうだが、合間を縫って挑戦すべし、明日へと続く…。