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山椒魚

埼京ホームの石田です。

 

最近、井伏鱒二の書いた「山椒魚」という小説を読んでいます。

 

岩宿に閉じ籠っている山椒魚の体が成長するにつれて
自分の住処から出られなくなってしまい、偶然に迷い込んできたカエルを
無理やり閉じ込めてそのカエルと同じ空間を過ごすという物語です。

 

なぜ山椒魚はカエルを閉じ込めたのでしょうか。

 

山椒魚は大きい頭がつっかえてしまい岩宿の出口からでられません。
外で自由に活動をしている他の生物を見て
うらやましい気持ちから何回か脱出を試みましたがうまくいきませんでした。

 

いつのまにか偏屈な性格になってしまい、
出ることができないのであれば俺にも考えがあるぞとのことで
たまたま迷い込んできたカエルを閉じ込めるという選択をします。

 

この山椒魚の行動、
私たちの生活でも似たようなケースがあると思いませんか?

 

会社でも初めは頑張っていたものの、なかなか評価がされず、
いつの間にか成長をやめて他人の足を引っ張るようになってしまうことが
ひとつの例として挙げられると思います。

 

カエルを閉じ込めた山椒魚と似ていますね。

 

このような行動は良くないと単純に突き放してしまうのは簡単ですが、
いったん立ち止まって、そうなってしまう原因を考えてみました。

何かで辛い最中、改善しようと努力してもそれが実らない場合は、
誰かを道ずれにしようという心理が働いてしまうのではないかと思います。

 

頭が大きくなって出られなくなっても、
脱出しようと努力を試みている最中にカエルが迷い込んでいれば、
閉じ込めたりせずカエルに頼み込んで
脱出するための手助けをお願いしていたのかもしれません。

 

結果として山椒魚が行った行為はひどいことだと思いますが、
頑張ってもなかなか改善されないという環境が
山椒魚をそうさせてしまったのではないでしょうか。

 

会社でも上司が部下をよく観察し、同僚が互いに気づかいを行い、
何か困っていることを抱えていそうだなと早めに気付けば
山椒魚と似たような行動を未然に防ぐことができると思います。

 

早めに気付くコツとしては挨拶や雑談を仕事中に取り入れて、
いち早く違和感に気付けるようになりたいと思った今日この頃でした。

 

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