パラサイト鑑賞
20日(木)日経新聞朝刊にも三度取り上げられていた
『韓国の映画パラサイト、すごく面白いから絶対観た方が方がいいよ』
2月に入って間もなく私に教えてくれた方に感謝。近々鑑賞しようとは思っていたところであるが、話題に上るや否や人気沸騰している。ということで早速パラサイト鑑賞に行ってきました。
日経・読売・朝日の3紙全てで大きく取り上げていた韓国映画「パラサイト~半地下の家族~」。アカデミー賞で作品賞を含む4冠を獲得したということで今日の日経新聞にも取り上げられていた。9日のアカデミー賞授賞式では、外国語(非英語)映画として初めて最高賞の作品賞に選ばれたほか、監督賞や脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞している。
映画パラサイトは、ソウル市内で半地下の住宅に暮らす4人全員が無職の貧しい一家が、高台の豪邸に住むIT(情報技術)企業社長の裕福な家庭に”寄生”していく物語。富裕層と貧困層の所得格差が固定化する現代韓国の格差社会を描いた悲喜劇だ。
“19日ソウル市内で記者会見した奉俊昊(ポン・ジュノ)監督は「甘い装飾をせず、貧富格差の現実を率直に描いたことで爆発力を持てた。現代社会に生きる世界の人々が呼応してくれた」と受賞の喜びを語った。”とある。
さて、実際見てみたところの感想だが…。一本の映画でコメディ・エンタメ・スリル・メンタルと味わえる作品になっていて、前半、中盤、後半との格差が飽きさせず非常に面白い。格差社会の問題を取り上げていながらコメディ要素が強く、と思いきや後半にいくに従い壮絶な罰を受ける人生ドラマが生々しい。貧困格差の伏線上には、常に下へ下へと伸びる階段が象徴しているようにも思える。主人公の青年が抱えるあの石は何を意味していたのか?もう一度鑑賞してみたいと思う。明日へと続く…。