デザイン擁壁~辻2丁目第3期A
辻2丁目第3期A号棟に施すデザイン擁壁
12月7日(木)お客様のご要望をしっかり受け止めながら街並みに配慮しつつ目線を緩やかに遮ること、機能性を発揮できること、元の建物との相関性を保つこと、そしてファサードを意識しながらバランスの取れたデザイン擁壁をつくることを心がけた。建築物と違って、外構は一定の基準さえクリアすれば何でもできるだけに、図面上だけで判断するととんでもない産物になってしまうことが少なくない。街中を歩いていると「これは痛い」と思わざるを得ない外構の産物を目にすることも少なくないからだ。まぁ建築物もしかりだが…。
擁壁をつくる職人さん。人懐っこい笑顔で答えてくれるその人は、ご近所の辻っ子。『もうかれこれ30年近くなるけどさぁ、先代から俺家買ってね、そこの公園の近くに住んでんだよ』ってお客様じゃないですか!
明日へと続く…
コンクリートを流し込むと、特に下の方に圧がかかる。それを抑えるための「ピーコン」なるプラスチックの抑えをかますのだが、それが出来上がった際にデザインの一つとなる。