「負動産」を黒字化
長年赤字続きの駐車場を黒字化・固定資産税を減らして現金収入を増やした事例
税理士と共同で広大地評価のセミナーを開催したところ、オーナー様から相談を受けた。
ご相談内容
南北に長い駐車場を経営しているが、長年赤字で固定資産税が賄えず持ち出している。この「負動産」を黒字化できるよう有効活用したいが手持ちの資金はない。
提案・対応
南北に大きな土地で両面道路に面していたため、評価が高く多額の固定資産税のため、毎年預貯金を当てていた土地であった。
通路部分は分筆して他の土地と区分けしていたものの、他の土地と同等の宅地並み課税であった。元々通り抜けが多くて困っていたこともあるが、先ずは南側の一部を売却(当社が購入)して資金を捻出した。手前の土地に駐車場を集約し、通路として使っていた部分に道路を造成するため、とば口にいる親族に声をかけて角切部分の土地を分けてもらった。角切部分と道路持分を等価交換し、位置指定道路を申請し地目も公衆用道路として固定資産税を免除に。
道路・建屋貸付地を含めて500㎡を超えない大きさとし、開発行為をせずに3棟の貸家を建築。数年後、所有していた長屋から入居者が退去したのを機に解体し駐車場として整備。貸家建築の際に駐車場として残していた一区画にも新たに貸家を建築した結果、現金収入を増やし固定資産税を大幅に減らすことに成功しました。