記憶を刻み未来へつなぐ
歴史に学ぶ旧清水小学校のコンバージョンホテル
明治2年に開校、昭和8年に移転新築された旧清水小学校の校舎をコンバージョンして建てられたホテルは、情報を仕入れた設計士によるとデザインは乃村工藝社A.N.D.、非の打ちどころがないという。開発にはNTT、運営を任されているのはプリンスホテルだ。お金のかけようは真似できないが、そのセンスと歴史の重みを活かすヒントをしっかり学ばせてもらったところだ。
隠そうとすると無駄が発生してしまう所は、敢えて見せて空間を魅せる手法。
なるほど納得。窓の収めかたも参考になる。
誰が提唱したのか分からないが、青空barという奇想天外な発想だ。快適の尺度は人それぞれながら、スペシャリティーな異空間は発想の転換へと導かれる。思いのほか冷たい風も、時を忘れる同志との語らいで、それもまたうまいツマミになると知った2020年を締めくくる素敵な一夜の空となった。
『明日はマイナス一度らしいんで、もう手がおかしなるな~…。せやけど、なる様にしかならんですわ~』。北風ビュービュー青空barの強面のバーテンダーさんには『同情』の一言しか思い浮かばない。明日へと続く…。