見えない所が大事
それぞれの配管に付けられた各給水場所
『いいか!仕事は段取り八分だ!』
その昔、私は空調設備の仕事をしていた時期がある。空調設備とは平たく言えばエアコンだ。家庭用のみならず、よくファミリーレストランのカセット型エアコンを取り扱っていた。エアコンは夏の需要が多いことは言わずもがな。ファミリーレストランの天井裏は狭く低くとても暑い。いったん天井裏に登ればおいそれと下に降りることはできない。そたため出来る仕事は全て行い、必要最低限の道具だけ持って持っていくのだ。
銅管をフレアカットしてゴミが入らないようにテープを巻いておく。たったこれだけの作業を地上で行うのか、天井裏で行うのかでは、仕事のボリュームが格段に違ってきてしまうのだ。
そして、天井裏に隠れてしまったとしても「誰が見ても一目瞭然」の仕事をしておくことがプロなのだ、と教えてもらった。郷ひろみに似ていたが、とてつもなく厳しく怖い親方だった。
今でも当時の教訓が生きています。