指宿（いぶすき）の銘菓

3月3日（木）三月三日は桃の節句。季節の変わり目の体調を崩しやすい時期に邪気を払う妙薬として、中国では「桃」が珍重されてきた。そんな時期に私の体を気遣ってくれたのか、田舎の鹿児島県指宿（いぶすき）から大好物のよもぎ餅が届いた。和子伯母さん（母の姉）からの贈り物だ。

幼少期、田舎の古子伯母さん（父の姉）がよく作ってくれたよもぎだんごが大好きだった。春の柔らかなヨモギだけを沢山使ってお団子で、モチっとしたそれを口に含むと一杯にひろがるよもぎの香りがたまらない。数少ないので一人で平らげることにしました。

しかし、こんなに甘いものだったかと大人になった私は、今は亡き古子伯母さんの可愛らしい笑顔に思いを馳せるのであった…。明日へと続く