ファッショニスタに捧ぐ
初ボーナスで買ったコート。
古着屋で出会ったヴィンテージデニム。
憧れのバッグは、自分へのご褒美だったっけ。
断捨離なんてできるわけがありません。
「ワードローブ」とは、もともとは衣装箪笥や衣装部屋を意味する言葉。ですが、ファッション用語として「今シーズンのワードローブに加えたいアイテム」のように使われる場合は「持っている服のコレクション一式」という意味になります。そう、ファッションと切っても切れない関係にあるのが収納。ファッション好きはいつの時代もこの問題に頭を悩ませているのです。「ワードローブ」という言葉を聞いてパンパンのクローゼットが頭をよぎり、ため息をついているあなた。もしかしてあなたもそんなファッション好き、ファッショニスタではありませんか?
服、靴、バッグ、アクセサリー、小物、さらにそれらを片付けるための収納用品…。そのファッショニスタのクローゼットはすでにキャパオーバーになっていました。大好きなファッションが悩みのタネになってしまっていたのです。
「整理収納名人の本を読んだりもしたのですが、そういう本がすすめてくるのってだいたいが断捨離とフリマアプリなんです。服を上手に長く持ち続ける整理収納術も提案してくれたらいいのに…」
簡単に捨ててスッキリという風潮にも疑問を感じてしまう。そんな本音もちらり。
「確かにたまにしか着ない服もありますが、『大切に長く着続けたい』と思って買った服なんです。次はどれを捨てようかって考える生活では、新しい服と出会う楽しさも感じられなくなってしまいそう。なので思い切って引っ越しすることにしました」
当然、マストの条件となるのは大容量の収納。最近では、家族みんながひとつの収納場所を使う「ファミリークローゼット」という考え方で設計された、広さ・機能ともに充実したウォークインクローゼットが人気です。こうしたメインの収納専用スペースのある物件は、生活動線がシンプルになることで家事の負担やストレスが軽減できると言われており、「衣装持ち」の一人暮らしの方にもオススメです。
ウォークインクローゼットには「一列」「二列」「L字」「コの字」などのタイプがあり、出入り口が複数あって通り抜けできるものはウォークスルークローゼットと呼ばれています。物件を選ぶ際には、将来もっと物が増えることを想定して「収納が余った状態での新生活スタート」をイメージした上で、収納力や使い勝手を内見時にご自身の目で確かめてください。
常にベストの状態のワードローブを維持することはファッショニスタの密かな楽しみです。その収納力に余裕があるということは、単なる空間の余裕ではなく、服との出会いをいつも心待ちにしていられる気持ちの余裕と言えるのかもしれません。収納も含めてファッションをまるごと楽しむ生活。ぜひ叶えてくださいね。
※記事中に掲載している写真はイメージです。
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ワザあり収納物件