ほどよく硬く、ほどよくソフト。
素足のまま歩けて、音も響かない。
ごろんと体を投げ出せる。
畳っていいですよね。
畳の部屋は
ストレスフリー
ここ数年、世代を問わず、あえて和室を選ぶという方が増えています。例えば、「畳の部屋があるとのびのび子育てできるよと聞いて」と来店されたのは、まもなく赤ちゃんが生まれるというご夫婦。「畳だと、子どもを寝かしつけたり添い寝をしたりが楽チン。少し大きくなって歩き始めたら、フローリングだと音も気になるし」。そんな子育て世代にうれしいのが天然い草に代わる新素材の畳。ダニやカビの心配が少なく、掃除がしやすいのが特徴。こうした畳の進化のおかげもあって、今その魅力が見直されているようです。
築古物件で小粋に暮らす
「ブロカント（古道具）を上手に活用するフランス人のような暮らし方に憧れるんです」。そう話していた方は、築30年超のマンションに入居を決めました。漆喰風の白い壁紙でリフォームされた和室を見て、「古家具や昭和レトロな雑貨でコーディネートしたら素敵だろうなと、インテリアのイメージが自然と浮かんできました」。賃料が手頃な築古物件なら大好きなインテリアに少し余計にお金をかけられる。そんなことも決め手になったそうです。
目線を下げることで
開放感アップ
一般的な日本の住宅の天井高は2m20cm〜2m40cm。テーブルやデスクを置き、椅子に座って生活するとどうしても「狭い」と感じがちです。ですがロースタイル と呼ばれる「床に近い生活」をしてみると、椅子の高さの分だけ目線が低くなり、必ずしも天井の高い家でなくても、圧迫感を感じることなく過ごすことができます。そんなロースタイル の原点と言えるのが和室。物件の内見をされる際は、そこでどんな景色を見て暮らすのか、畳に座って確認してみるのもよいかもしれません。
今、あえて住みたい
畳の部屋
少し前までは、私たちがおすすめしても、「和室かぁ」「住んだことがない」と内見すらしていただけないことも多かった畳の部屋（のある物件）。「お部屋を見たら印象も変わるかもしれないのに…」と思うことも幾度となくありましたが、そんな和室のイメージも今やずいぶん変わったものです。いかがですか、畳のお部屋。なかなかいいものですよ。
